僕は実家に帰るという理由で元の生活に戻る糸口を見つけたのだが、
完全にまで女の子の姿になってしまったまま打開策を見い出せず
3ヶ月もの日々を
女装生活を過ごしていた。
もちろん何とかしようとは考えてはいたのだけれど、全ての時間を
女性として扱われ、女の子として生活することで、僕自身も自然に
女の子として振舞うようになってしまっていた。
玲子さんや美里さん、順子さんの側にいる環境のせいで、
この場から逃げ出すことを考える暇も与えられず女の子としての
意識を植えつけられてしまっているようであった。
いくら女の子としての
女装生活に慣れてきたとはいえ、未だに他人の
目を気にすることはしばしばあるのだけど、僕を
女装している男性だと
気付く人が現れないことが、僕に
女装、いや女の子としての自信を
高めさせているようでもあった。
そんな中、僕にとって実家に戻る好都合な口実が巡ってきた。
この暑い夏には盆休みという行事がある。
このまとまった休みに帰省することは誰にも止めることはできないだろう。
僕の会社も美里さんが手掛けたシステム商品を展示会に出展した後、
10日間の盆休みを取ることになっていた。
しばらく振りに
女装生活から開放される喜びからか気分良く出勤に
備え
女装し始める僕は意とは反するかのように女の子になっていった。
女装を仕上げ鏡に映った僕は自分でも可愛く思えた。
抵抗してはいたのだけど暑い夏の洋服は露出も増え、薄着になっていた。
洋服を買いにいく時は玲子さんについて来てもらうので仕方がない。
今もヒラヒラの
ミニスカートを穿いている。
そのような格好で浮き立てば少しは可愛くも見えるのが不思議だ。
でも、この夏が僕にとっては想像もできない暑い夏となった。
タグ : 女装 ミニスカート
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